【大人の中学英文法】一般動詞

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英語の動詞には2つあります。

Be動詞と一般動詞です。ここでは一般動詞を説明します。

一般動詞

一般動詞と聞くと、何が「一般」なのか不思議な気がします。

要は、英語の動詞はBe動詞以外は全て一般動詞なのです。何故分ける必要があるかというと、Be動詞以外の文の作り方が最近(?)変わってしまい、分けて考えざるを得なくなってしまったのです。

一般動詞の種類

種類と言っても、Be動詞以外の全てとしか言いようがありません。

walk, run, sleep など全てです。

一般動詞の注意点

一杯あります(笑)

まず気をつけるべきは、「三単現のS」です。

三単現のS

三単現とは「三人称、単数、現在」の略です。一つずつ説明していきます。

三人称

英語には一人称、二人称、三人称、と3つの人称があります。これは、文の主語が「誰か」ということです。

一人称であれば、会話をして話をしている「私」。

二人称は、会話で私が話しかけている対象の「あなた」。

三人称は、「私」でも「あなた」でもない「第三者」のこと。「彼」や「彼女」の事です。

一般的に He とか She とか、人の名前「Tom」などが主語になる時、三人称と言います。

単数

英語は数えられる名詞を扱う時は、単数(1つ)と複数(2つ以上)を分けて考える言葉です。日本語はあまり気にしませんけどね。

だから、人やモノが一つであれば「単数」、二人以上(2つ以上)であれば、「複数」と呼びます。

現在

英語では、現在か過去かで動詞の形を変えます。これは日本語も同じですね。

「私は学校に行きます」と「私は学校に行きました」では動詞の末尾が違いますね。

英語も同じです。

三単現

これで、三人称、単数、現在を全て説明しました。

実は英語ではこの3つの条件が揃った時、動詞の語尾にSをつけなければならないのです。

面倒くさ~!😬

[aside type=”normal”]理由は一言でいうと、昔の英語の名残です。Be動詞は主語により am, are, is と使い分けますが、昔は一般動詞もそうしていたのです。時間と共に語尾が簡素化していって違いが殆ど無くなったのですが、三単現の S だけが、たまたま残ってしまったのです。100年後には無いかもしれませんけどね。(詳しくは別の場所で説明します)[/aside]

よって、「私は歩きます」なら、

I walk.

ですが、「彼は歩きます」なら、

He walks.

となります。ちなみに主語が she(彼女)や it(それ)でも walks となります。

あと、過去の文だと動詞に ed が付いて walked となりますが、これは主語によって変わることはありません。現在形の時だけです。だから「三単現のS」なのです。

一般動詞の疑問文

この辺からまたややこしくなります。😬

例えば、「あなたは走りますか?」なら

Do you run?

と、主語の前にどこからともなく突然 Do が現れます。

Be動詞では動詞が主語に前に移動してきましたが、それが英語本来の疑問文の作り方です。

ところが一般動詞では疑問文の作り方が変わってしまったのです!😅

何故こうなったのか?

何故こうなったかというと、英語は句動詞(動詞の熟語)が非常に多いためなのです。例えば、give up で「諦める」という意味ですが、「君は諦めていますか?」を昔の方法で文を作ると、Give you up? となり、give up のつながりが非常にわかりにくいのです。

一方、will 等の助動詞を使うと、Will you give up? となり、分かりやすいのです。だから動詞を前に出す代わりに、「適当な助動詞使った方が楽だぞ」って事になり、doを使う習慣が始まったのです。

このため、Be動詞と一般動詞の文では疑問文の作り方が変わってしまいました。

日本人が何年も英語の勉強をしてきたのに、Are you と Do you を間違えるのはこれが原因なのです。

つまりBe動詞の文はBe動詞を前に移動させ、一般動詞の文は文頭に Do を置かねばならないという変則的なルールが出来上がってしまったのです。

しかし、さらに面倒な事に、「三単現のS」がまだ残っています。

つまり、「彼は走りますか?」を、昔は

Runs he?

と作っていたのが、doを使うようになり、さらに「三単現のS」を do につけて does にしたのです。

Does he run? となってしまいました。

[aside type=”normal”]O(オー)で終わる単語は後にSをつけるような場合、一般的には es にします。(他の例:tomato → tomatoes)だから do は does になりました。でもOで終わる動詞はかなり珍しいので、does の es が三単現のSだと気づきにくく、そのため日本人の多くが does を特殊ルールとして認識していています。[/aside]

よって、Be動詞の疑問文はBe動詞を前に移動させ、一般動詞の場合は文頭に Do を置くが、三単現の場合は Does になるという非常に分かりにくいルールが出来上がったのです。

こんなの一体誰が間違えずにマスターできるでしょうか?

多くの日本人が Are you と Do you を間違えますが、上記を理解した上で、かなり練習しない限り、間違えるに決まっています。

一般動詞の否定文

一般動詞の否定文も疑問文同様、do や does を使います。willと同じように、動詞の前に置きます。

I do not give up.(私は諦めていない)

これもBe動詞のように、Be動詞の後にnotをつけると非常に分かりにくくなります。

I give not up.

これも熟語が分割されてしまい、熟語本来の意味が分かりにくくなってしまうからなのです。

よって、一般動詞は動詞の前に do not を置くというルールが定着しました。

三単現なら、does です。

非常にややこしいルールですね😅

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