Mさん(50代)
先日英検2級を合格。そして試験結果は「英検準1級レベル」と判定されました。本人の希望で名前と写真は掲載しておりません。この春、当校を卒業。
★略歴(今までの英語との関わりなど)
高校までは授業、
★なぜ英語を学ぼうと思われたのですか?
もともと英会話ができたらいいな・・
また、人生も後半戦に入り、
★なぜカーディムを選ばれたのですか?
始めは仕事もあるため自分で基本から勉強してみようと思いました
そこで一念発起し、
★実際に通ってみていかがでしたか?
文法・単語・発音・英作文を基本から学び、
どんな勉強もそうだと思いますが、
又、
私に合った教材や書籍を選んで頂いたり、
カーディムでなければここまで英語を続けてこられなかったと確信
★今後の目標はなんですか?
約3年お世話になったカーディムをこの度卒業することになりまし
そしてその先には、
★カーディムを検討されている方に何かメッセージをお願いします。
何かを始める時、一歩踏み出すことはとても勇気のいることですが、
3年前、
カーディムの名前の由来であるCarpe diem(今この時を人生の中で充実した時間にせよ)。
カーディムはそのような時間を過ごせる教室だと思います。
講師のコメント
Mさんが約3年前来られた時、簡単な英語なら読めるけど、書くことは簡単な英語ですら厳しいという英語力でした。一般にボランティアガイドでも英検2級程度の英語力は必要です。そして簡単な文章すら組み立てられないというのは、簡単な文すら話せないという意味で致命的でした。
しかしMさんは真面目な方なので、毎週の宿題や他の課題もきちんとこなし、短期間で英語力を着実に伸ばしていきました。そして簡単な英語どころか、難しい英語も正しく言えるようになっていったのです。そこで途中から、実践的な練習がそろそろ必要と判断し、オンライン英会話を利用して、会話練習を始めて頂いたのです。
ところがここでMさんは挫折しかけます。真面目な性格が幸いして英語の勉強では順調に力を伸ばしてきたのですが、会話練習では逆に仇となり、完璧を求めるが故に外国人との会話練習が次第に苦痛となってしまったのです。
そこで急遽カウンセリングを行い、「今のMさんに必要なのは、正しく話そうとする事ではなく、間違えても良いから会話量を増やして、実践経験を積む事」であることを説明し、予習復習しなくても出来る授業スタイルに切り変えて回数を増やして頂くようお願いしました。その結果、精神的な負担が減り、会話練習量が増えたMさんの英語力はまた上達していきました。
そして2018年1月、英検2級を受験して結果を見ると、2級どころか準1級レベルを超えているという判定結果でした。これは当校の目指す初心者卒業どころか、もう上級者の仲間入りです。
(英検準1級というのはTOEIC換算で約800、文科省が全国の中学高校の英語講師に取得目標として課していますが、実際に取得しているのは高校の先生で約60%、中学の先生で約30%という試験です。また大手英会話学校の英会話講師の応募基準でもあります)
ここまで英語力を伸ばしたら、もう初心者に戻ってくることはありません。卒業しても大丈夫です。そこで卒業を前に、卒業後の選択肢がボランティアガイド以外に少なくても2つあることをお伝えしました。一つは、英検準1級をこのまま取得して英語講師の道を歩み始めること、そしてもう一つは、ボランティアガイドではなくプロの通訳ガイドの道を歩むことです。当初希望したボランティアガイドは、オンラインでの会話練習を続けると共に、実践での経験を詰めば、特に問題ない旨お伝えしました。
英語講師としてこんな誇らしい事はありません。初心者から抜け出せず苦しむ方々を助けたいと思って始めた学校ですが、中級者どころか英語講師を目指せるレベルまで育ってくれました。Mさんには逆に感謝の気持ちで一杯です。今後の活躍が本当に楽しみです。