日本人にとって英語はパズルゲームと同じ

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英語はパズルゲーム

皆さん、英語は好きですか?あまり好きな人いないですよね?それではパズルゲームはどうでしょう?

ジグソーパズルとかテトリスとかルービックキューブとか、やりませんでしたか?レゴブロックもある意味パズルゲームですよね。自分で家をつくろうと思ったら必要なパーツを自分で考えて作って行きますからね。もしそういったパズルゲームが好きなら英語を好きになれると思います。何故なら英文を組み立てるのもパズルゲームも要領が同じだからです。そしてそのパズルが完成した時、貴方が言いたいことが相手に伝わるのです。嬉しい瞬間ですね!

では英語の文章を作ることをパズルゲームと考えてみましょう。すると英文法がゲームのルールです。英単語がパズルのピースです。ルールにのっとってパズルのピースを組み立てると自分の言いたいことが言えます。例えば、「私はテニスをします」と言ってみましょう。英語の語順ルールは大体「主語+動詞+目的語」ですので、自分の知っている英単語をパズルのピースとして組み立てると、”I play tennis.”となりますね。

では「私は昨日テニスをしました。」と言ってみましょう。昨日とあるので、パズルのピースである、yesterdayを持ってきて最後に付け加えます。ルールブックに「過去の事は表す時は、動詞の過去形を使う」とあります。ではplayを過去形にしてみましょう。ここでルールブックを見ると「動詞を過去形にする時は、単語の最後にedをつける」とありますので、playedとします。では文章を組み立てて、”I played tennis yesterday”となりますね。

では「私は明日テニスをします。」と言ってみましょう。今度は明日という意味が入りますので、tomorrowって単語のピースが必要になりますね。また未来の文章ですので、ルールブックを見ると、「未来のことを表す時は動詞の前にwillをつける」とあるので、”I will play tennis tomorrow”となります。

なるほど、過去の事を表す時は動詞を過去形にして、未来の事を表すときにはwillを使えばいいんですね!簡単なルールですね。これで過去と未来の事が表現できる様になりました。

では最後に「私は家の前でテニスをします。」と言ってみましょう。このパズルは意外に難しいですよ!ここで問題になるのは「家の前」ですね。まず「家」を英語にしてみましょう。おそらくhouseとhomeの2つの意見に分かれると思います。簡単に説明すると、houseというのは「物理的な家」です。homeというのは「心に描く家」です。すると答えは前者ですね。そして自分の家だろうから、my house にしましょう。

次は「・・・の前」です。英語では大体こういう時、パズルの特別ピースである、前置詞と呼ばれる単語を使います。よく使われる前置詞は、at, in , on, over, up, down, before, afterなどです。ここでは「・・・の前」とあるのでbefore が正解、と思いきや、実はbefore、afterというのは、時間の前後に関して使う単語なのです。家の前という物理的な位置関係には使えないのです。じゃあ、と調べてみても、実は英語には物理的な「・・・の前」を表す英単語はないのです。仕方ないから他のピースを組み合わせて、その表現を作るしかありません。そういったピースの組み合わせの中には、人気が出て誰もが使うようになったものがあります。熟語とか句動詞とかいうものです。つまり、ある決まったピースを正しく並べると、別の意味を持った、あたかも一つの単語の様に扱えるのです。ゲーム用語で表すなら「コンボ(コンビネーション技)」です。そして、「・・・の前」を表すコンボは、in front of なのです。すると正解は”I play tennis in front of my house.”となるのです。このように、英語では既存の単語や文法では表現しきれないことは全てコンボで表します。また、コンボを使った方が、自然になってしまった場合もあります。例えば、「それを試してみよう」なら、”Let’s try it!”と言えますが、口語表現だと、”Let’s give it a try!”とも言ったりします。だからコンボはいっぱいあるのです。

だから英語パズルゲームをマスターするには、ルール(文法)、ピース(単語)、コンボ(熟語など)を覚える必要があるのです。英文を作る時は、必要なピースをルールに従って並べ、もし存在しないピースが必要になったら代わりにコンボを使います。じゃあ、もし必要なルールやピース、コンボが分からない時はどうでしょう。その時は、自分の知っているルールやピース、コンボを使って、元の文のニュアンスを出すのです。一文で表現しきれなかったら二文に分けたり、説明が難しければ例を言うとかです。実際、英語ネイティブでない方は、多くの方がそうしています。

さぁ、これで英語パスルのやり方がわかったぞぉ、と思うのはちょっと早いです。これで書くことは大丈夫でしょう。でも皆さんが一番やりたいであろう、英会話には時間制限があるのです。つまり、タイムリミット付きの英語パズルです。例えばテトリスも、時間が十分あればもっと良い点が取れるでしょう。でも時間制限があるがゆえに難しいのです。英会話も同じです。おそらく会話では1秒がタイムリミットでしょうか。相手が話しかけてきて、1秒以内に言葉返せないと、会話が止まってしまって気まずいですよね・・・。ここでは一つだけ技を伝授しましょう。考える時間をかせぐ技です。3つあります。Well、Let me see、I thinkです。それぞれ別々に使えますし、3つ一度に使うとコンボで3秒稼げます。使うときのコツは、ゆっくり言うことです。ゆっくり言いながら一生懸命考えます。日本語で使う「えーと」ですね。

このように、英語は単なるパズルなのです。会話の時はスピードも要求されます。そう思うと、英語への見方も少し変わってくるのではないでしょうか。

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