英語のパーティーで緊張しない!招待からお礼まで使える英会話フレーズ完全ガイド

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「英語のパーティーに誘われたけど、どう振る舞えばいいかわからない…」

「知っている単語も少ないし、英語で話しかけられたらどうしよう…」

せっかくの楽しい国際交流の機会なのに、英語への不安から参加をためらってしまった経験はありませんか?

この記事では、そんなあなたのための「お守り」になるような、パーティーで使える英会話フレーズと基本マナーを、招待からお礼まで順を追って詳しく解説します。

英語学習を始めたばかりの方、何年も英語から離れていてやり直し中の方でも全く問題ありません。難しい単語や文法は不要です。シンプルな単語でしっかり伝わる表現を中心に、たくさんの例文と分かりやすい日本語訳、そして知っておくと安心な文化的な背景もたっぷりご紹介します。

まずは、こちらのYouTube動画でパーティーの流れと基本のフレーズをさっと確認してみましょう。

動画で基本を掴んだら、この記事でさらに深い知識とたくさんの表現をインプットして、自信を持ってパーティーを楽しみましょう!

1. 招待されたら?スマートな返信で好印象を (RSVP)

パーティーの招待状でよく見かける「RSVP」という文字。これはフランス語の “Répondez s’il vous plaît” の略で、「お返事をお願いします」という意味です。主催者(ホスト)は参加人数に合わせて食事や飲み物を準備するため、できるだけ早く出欠を伝えるのが大切なマナーの第一歩です。

参加できる場合

参加できることを伝えるシンプルな返信です。嬉しい気持ちが伝わる一言を添えてみましょう。

  • Thank you for the invitation. I would love to come.(ご招待ありがとうございます。ぜひ参加させていただきたいです。)”I would love to…” は「ぜひとも〜したい」という、とても丁寧で温かい気持ちが伝わる表現です。
  • Yes, I will be there. Thank you for inviting me.(はい、伺います。お招きいただきありがとうございます。)*こちらはよりシンプルで直接的な表現。「行きます」という意思が明確に伝わります。
  • That sounds lovely. I’ll be there.(素敵ですね。参加します。)”That sounds lovely.” は「それは素敵ですね」という意味で、パーティーへの期待感が伝わるポジティブな表現です。

残念ながら参加できない場合

欠席を伝えるときは、まず招待への感謝をはっきりと伝えるのが最大のポイントです。そうすることで、断りの言葉がとても柔らかくなります。角が立たない丁寧な断り方を覚えましょう。

  • Thank you so much for the invitation. Unfortunately, I won’t be able to make it.(ご招待いただき、本当にありがとうございます。残念ながら、参加することができません。)*この “Unfortunately” (アンフォーチュネイトリー / 残念ながら) は、「あなたの招待は嬉しいけれど、事情があって行けない」という残念な気持ちを表現できる、非常に便利なクッション言葉です。
  • Thank you for thinking of me, but I’m afraid I can’t make it.(お誘いくださりありがとうございます。残念ながら、伺うことができそうにありません。)”Thank you for thinking of me” は「私のことを気にかけてくれてありがとう」というニュアンスで、相手の気持ちに感謝を示す素敵な表現です。

文化メモ:断る理由は詳しく言わなくてもOK

日本では「家の用事で…」「体調が優れず…」など理由を少し具体的に話すことがありますが、欧米の文化では、詳しい理由は必ずしも必要ありません。むしろ、長々しい言い訳は「本当かな?」と思われてしまう可能性も。シンプルに「先約がある」と伝えるだけで十分丁寧です。

  • I have a prior commitment.(先約があります。)*prior commitment (プライアー・コミットメント) は「先約」を意味する丁寧な表現です。
  • I already have plans on that day.(その日はすでに予定があります。)*こちらはよりカジュアルな表現。友人同士ならこれで十分です。

最後に、パーティーの成功を祈る一言を添えると、さらに好印象です。

  • I hope you have a wonderful party.(素敵なパーティーになることを願っています。)

2. 当日のマナー:到着時間と最初の挨拶

到着時間はいつがいい? 日本 vs. 海外

日本では時間通り、もしくは5分前行動が美徳とされますが、海外のカジュアルなホームパーティーなどでは、少し事情が異なる場合があります。

  • 時間厳守が基本のパーティー
    • ディナーパーティー (食事がメインで、席が決まっている場合)
    • 結婚式、記念式典などのフォーマルな会
  • 少し遅れていくのが粋? “Fashionably Late”
    • カクテルパーティーや大人数のハウスパーティーなど、開始・終了時間が明確でなく、人の出入りが自由なカジュアルな集まりでは、あえて10〜15分ほど遅れていく “Fashionably Late” (ファッショナブリー・レイト / おしゃれな遅刻) という考え方があります。これは、ホストに準備の最終時間を与えたり、場が少し温まった頃に参加したりするための、ちょっとした気遣いから来ています。

ただし、これは文化的な慣習であり、英語初心者の方が時間を読むのは難しいもの。迷ったら、開始時間ちょうどか、5分過ぎくらいに到着するのが最も無難で、失礼になることはありません。

もし遅れそうな時は?

やむを得ず遅刻しそうな場合は、わかった時点ですぐにホストに簡単なメッセージを送りましょう。

  • Sorry, I’m running a little late. (すみません、少し遅れます。)

会場に着いたら:ホストへの挨拶

会場に着いたら、他の誰よりもまずホストを探して挨拶をしましょう。これがパーティーを楽しむための最も重要なステップです。感謝の気持ちと、パーティーの雰囲気を褒める一言を添えると、会話がスムーズに始まります。

  • Thank you for having me. This is a wonderful party!(お招きいただきありがとうございます。素晴らしいパーティーですね!)”Thank you for having me.” は「私をここにいさせてくれてありがとう」という直訳で、招待への感謝を示す決まり文句です。
  • Everything looks amazing. Thank you for the invitation.(何もかもが素晴らしいですね。ご招待ありがとうございます。)*料理や飾り付け、音楽など、目に見えるものを具体的に褒めています。”amazing” の代わりに “lovely” (素敵) や “beautiful” (美しい) も使えます。
  • What a beautiful home! Thank you for inviting us.(なんて素敵なお家なんでしょう!お招きいただきありがとうございます。)*個人宅のパーティーで使える、最高の褒め言葉です。

3. 会話のきっかけ作り:もう焦らない!スモールトークの始め方

パーティーでの会話は「スモールトーク」と呼ばれる、天気や趣味などの気軽な世間話から始まることがほとんどです。完璧な文章を話そうとせず、まずは笑顔で挨拶することから始めましょう。いくつかきっかけになる質問を覚えておけば、緊張が和らぎます。

褒め言葉から始める

相手の服装や持ち物を褒めるのは、会話を始めるのに最も自然で、相手も嬉しい気持ちになる方法です。

  • I love your dress. It’s a beautiful color.(そのドレス、素敵ですね。とてもきれいな色です。)”I like…” よりも “I love…” を使うと、「すごく素敵!」という気持ちがより伝わります。
  • That’s a nice tie. Where did you get it?(素敵なネクタイですね。どちらで手に入れたのですか?)*褒めた後に “Where …?” (どこで?) や “What …?” (それは何?) といった簡単な質問を続けると、会話が広がりやすくなります。

食べ物や飲み物をきっかけにする

ビュッフェ形式のパーティーでは、食べ物も絶好の会話のネタになります。近くにいる人に気軽に話しかけてみましょう。

  • This is delicious! Have you tried it?(これ、美味しいですね!もう食べましたか?)
  • Excuse me, what is this called? It looks interesting.(すみません、これは何というお料理ですか?面白そうですね。)
  • Everything looks so good. I don’t know where to start!(どれも美味しそうで、何から手をつけていいか迷ってしまいます!)*少しユーモアのある言い方で、場を和ませます。

共通の知人(ホスト)を話題にする

ホストとの関係性を尋ねるのも、お互いのことを知るための定番の質問です。

  • So, how do you know Kenji? (Kenjiはホストの名前)(ケンジとはどういうご関係なんですか?)
  • Are you a friend of Yumi’s? (Yumiはホストの名前)(ユミのご友人ですか?)

答え方の例

  • I’m a friend of Yumi from college.(ユミの大学時代の友人です。)
  • We work together.(私たちは同僚です。)

4. スマートな去り際と感謝の伝え方

楽しい時間もいつかは終わりが来ます。パーティーから帰る時も、スマートな挨拶を心がけることで、良い印象のまま締めくくることができます。

退席時の挨拶

スピーチの最中などを避け、歓談の合間を見つけて、まずは話していた相手に、そして最後に必ずホストに挨拶をしてから帰ります。何も言わずに消えるのはマナー違反です。

  • It was nice talking to you. I have to get going now.(お話できて楽しかったです。もう行かなくては。)*話していた相手に使える丁寧な別れの挨拶です。
  • Thank you for a lovely evening. I had a great time.(素敵な夜をありがとうございました。とても楽しかったです。)*ホストに感謝を伝える時の定番フレーズです。
  • I have to leave now, but it was a great party. Thank you again.(もう失礼しなければなりませんが、素晴らしいパーティーでした。改めてありがとうございます。)

パーティー後のお礼が差をつける!

パーティーの翌日、できれば24時間以内にホストへお礼のメッセージを送ると、とても丁寧な印象になります。感謝の気持ちがより深く伝わり、「またこの人を招待したいな」と思ってもらえるきっかけにもなります。

  • Thank you so much for having me last night.(昨晩はご招待いただき、本当にありがとうございました。)

この一文に、具体的な感想を付け加えるのが、心に響くメッセージにするための最大のポイントです。

  • I really enjoyed the delicious food and the wonderful conversation.(美味しいお料理と素晴らしい会話を、心から楽しみました。)
  • It was great to meet your friends. They were all so friendly.(ご友人の方々にお会いできて、とても嬉しかったです。皆さん、とても気さくな方たちでした。)
  • Thank you again for your wonderful hospitality.(あなたの素晴らしいおもてなしに、改めて感謝いたします。)*hospitality (ホスピタリティ) は「心のこもったおもてなし」を意味する言葉です。

まとめ:大切なのは「相手への思いやり」

いかがでしたか?パーティーで使える英語フレーズを、以前よりずっと詳しく、流れに沿ってご紹介しました。

  1. 招待には早く返信する (RSVP):感謝の気持ちを添えて。
  2. 到着時間はパーティーの種類による:迷ったら時間通りでOK。
  3. 挨拶は感謝と褒め言葉で:最高の第一印象を。
  4. スモールトークは身近な話題から:褒め言葉や食べ物は万能。
  5. 帰る時と、帰った後のお礼を忘れずに:感謝は具体的に伝える。

たくさんのフレーズをご紹介しましたが、一度にすべてを覚える必要はありません。「これなら使えそう」「この一言だけは覚えておこう」と思うものをいくつか選んで、心の中で練習しておくだけでも、当日の安心感が全く違います。

最も大切なのは、完璧な発音や難しい文法で話すことよりも、感謝の気持ちを伝え、相手との交流を楽しもうとする「思いやりの心」です。その気持ちがあれば、たとえ片言の英語でも、必ず相手に伝わります。この記事が、あなたの次の一歩を力強く後押しできれば幸いです。

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