英語初心者が中級者になる時、巨大な急斜面があり多くの人が挫折する

初心者の間にしなければならないことは英語の勉強です。基本を固めなければなりません。この時は机に向かってどれだけ勉強できるかが勝負です。

中級者がやらなければならないのは英語を話す練習です。初心者の頃に得た知識を技術に変えて行かねばなりません。この時は、外国人相手にどれだけ会話時間を確保できるかが勝負です。

問題は、この2つは大きくやり方のスタイルが違うのです。そして人によって、それぞれの得手不得手の差が激しいのです。だから初心者の頃に一生懸命勉強できた人は、早く中級者に成れる筈ですが、外国人と話す時の緊張感がたまらず嫌で、敬遠しがちな方が多いのです。

言うなれば、初心者が中級者になるときには巨大な急斜面が待ち構えているのです。そして多くの人がこの坂を登れなくて右往左往しています。

本当にもったいない!

この時にしなければならないのは、この坂を必死に登ることなのです。登ってしまえば、段々楽しくなってきます。そして気づけば中級者なのです。

それにも関わらず、多くの方がこの坂のきつさに嫌気をさして、挫折してしまうのです。そして思うのです。「他に楽な道があるのではないか?」と。でもありません。

中には、「自分の勉強がまだ足りないからではないか?」と思う人もいます。でもその方向で頑張っていくと「英語はしゃべれないけどTOEICは900あります。」みたいになってしまうのです。

昔、「TOEICは900ありますが、自分は全く英語が話せません。だから自分は初心者です。是非この学校に入れて下さい。」という方が来たことがあります。もちろんお断りしました。そして、辛くても会話練習を必死にやるしか無いと説明しました。

野球が上手くなりたくて、素振りやランニングをすることは大切ですが、最後は試合に出なければならないのです。だから練習試合を重ねて「試合感」を養って行かなければならないのです。いくら試合以外の所で頑張っても試合感はつきません。

私は自分の生徒さんたちにこの坂を登りきってもらいたいと思ってて、少しでも負担が軽くなる方法を教えていますが、それでもそれなりに大変なのです。大体が最初は音を上げます。そういう方には、負荷を下げつつ、慣れる方法を教え、励まし、再度挑戦してもらっています。

すると、「もうダメです!」って言っていた方が、そのうち「楽しいです!」に変わります。そうなったら、もう中級者の入り口に入りました。後は会話練習を続けていけば、上級者手前のところまでは上達していきます。

だから私が皆さんに言いたいのは、まず初心者の頃は、英語の勉強を頑張らなければなりませんが、TOEIC600あたりから、練習試合を少しずつ入れていかなければならないと言うことです。それが初心者から中級者にスムーズになっていく楽な方法なのです。