発音は米式と英式どちらを学ぶか

アメリカ式発音を学ぶのが無難

日本人が英語を学ぶときに悩むことの一つが、どの国の発音を学ぶかです。
一般に、アメリカとイギリスの二択のように言われ、好きな方を学べば良いと言われます。英語は元々イギリス発祥ですから、本家はイギリスです。聞いていても格調高い気もします。一方アメリカ式はハリウッド映画などでよく耳にするので親近感があります。

結論から申し上げると、アメリカ式を学ぶのが無難です。更に言うと、GA(General American:一般米語)と呼ばれるものです。アメリカの発音は大きく3つに別れ、中西部型、東部型、南部型とあります。右の図が分かりやすいです。(大雑把ですが。。。)
この内、中西部型がGAと呼ばれます。アメリカの発音はイギリスに比べて方言の違いが小さく、特に中西部型(GA)はテレビでも使われ、一般アメリカ英語として広まっています。皆さんがよく聞くアメリカの発音はこのGAです。

一方、イギリスの標準発音は、RP(Received Pronunciation:容認発音)と呼ばれるもので、ロンドン周辺で上流階級や高い学校教育を受けた人達が話す英語でクイーンズ・イングリッシュとも言われます。BBCで使われているのもRPです。問題は、イギリスはアメリカに比べて方言の差が大きく、RPを話す人は2-5%だと言われていることです。(イギリスの人口が約6000万人なので計算すると最大でも300万人。一方アメリカは約3億人。)また近年、テムズ川流域の英語が力を持ち始めて河口域英語(Estuary English)と呼ばれる新しいタイプの標準語が広まっています。さらに最近では、アメリカの影響力の大きさからアメリカ英語が優勢で、イギリス人の中にもアメリカ式の英語を話す若者が出てきました。

以上から、日本人が発音を学ぶにはアメリカ式(GA)が適しており、将来リスニングのためにイギリス発音を勉強するのがもっとも無難であろうと考えるわけです。なので初心者であれば、特に理由がない限り、迷わずアメリカの発音を学ぶべきだと考えます。